平成23年第3回定例会-12月01日‐11号
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村林聡
自民みらいの村林です。青木謙順議員が条件不利地域について質問されましたので、それに関連させていただきます。
内容は、南部地域活性化プログラムについてです。
ここまで知事のなさった答弁を整理しますと、若者を焦点にだれもが住み続けられる地域にとか、若者の流出を防ぎ定住を促進するために、まずは働く場をつくるんだとおっしゃっていただいております。
南部地域活性化プログラムには過疎対策という言葉は入っていませんが、これまで私が訴えてきた過疎の本質に迫るような対策に県単で取り組むんだというふうに理解していますが、それでよろしいでしょうかということを一つお聞きしたいと思います。
そして、もう1点、市や町から課題の提案を受けてそれを支援していくということもおっしゃっておられます。あるいは、全庁すべての施策を活用できるように、部局の総合調整を行うという御答弁もありました。
私は、単独の部局だけではなくて全庁挙げて総合的に支援ができるかどうかが、この南部地域活性化プログラムの成否のかぎになるのではないかと思います。
県の職員が地域に入っていって、役場の職員や地域の人たちと一緒に汗をかいて知恵を絞ることが必要になってくると考えます。例えば、南部地域活性化局というものができたとしたら、そこの職員と担当の、例えば農林水産とか、ほかの部署の担当の職員が一緒になって現場に入っていくというイメージです。こういう体制をつくらないとうまくいかないと思いますが、体制づくりについてどうお考えでしょうか。
以上2点、御答弁をお願いいたします。 -
鈴木英敬知事
南部地域活性化プログラムの件で2点御質問いただきました。
まず、1点目、議員の御質問のお言葉で言うと、過疎対策の本質に迫る取組を県単独事業で行うという理解でよいかというのが1点目、2点目が、取組を推進する体制、汗をかくようにできているかどうかということでありますが、まず、1点目、南部地域活性化プログラムはまさに、若者の流出を防いで定住してもらうことに焦点を当て、だれもが住み続けていける地域を目指して、市町と連携した取組を行おうとするものであります。
取組の内容については、県の事業としては、地域の課題やニーズに的確に対応した市町の様々な切り口からの柔軟な連携、そういうものによる取組を支援するとともに、一方で、国のメニューであります交付金、例えば農山漁村の活性化の交付金とか、そういうものも活用しながら進めていきたいというふうに考えておりますので、必ずしもすべての取組を県単事業でやりますということではありません。
一方で、体制ですけれども、新たに局を設けて取り組んでいきますけれども、局独自の事業のみならず、県の取組を総合的、横断的に展開していくという観点から、南部地域の活性化につながる、各部局が行う事業が効果的に実施できるよう調整していきたいと、そういう機能を持っていく部署としていきたいというふうに考えております。
また、先ほど現場に行って汗をかいてということを御指摘いただきました。これは、現場重視、あるいは自ら汗をかいてという、そういう職員像は、先般、全員協議会でも御説明させていただいた行財政改革取組の中でも触れておりますので、これは南部地域活性化局のみならず県庁すべてにおいて重要なことだと考えておりますので、そういう姿勢はしっかりと南部地域活性化局においてももちろん大切にしていきたいと考えておりますけれども、具体的な方法については今後、市町の皆さんとも意見交換させていただきながら柔軟に対応して考えていきたいと思っております。 -
村林聡
答弁ありがとうございます。
本質に迫るんだということでありました。いろいろ主張してきたことを盛り込んでいただきまして、改めてお礼申し上げます。ありがとうございます。
続いて体制ですが、効果があるように総合調整をしていくと、そういう現場に入るという視点は大切にしたいということでありました。ですので、要望させていただきたいと思います。
企画とか進行管理しておるところと実際の事業を持っておる部署というのがどうしても離れておると思うんです。それがぜひ連携して入っていけるように、予算をつけるだけ、補助金をつけるだけ、そして、それを進行管理するだけということでは恐らくうまくいかないのではないかなという気がいたします。地域連携部というお名前になるようですけれども、ぜひそうやってきちんと連携をとれるようによろしくお願いしたいと。
また、3月3日の総括質疑で政策部長ともいろいろ議論させていただきましたけれども、総合行政という観点からも、いろいろな、一つだけではなくていろんな効果が一つの事業ごとにあると思いますので、そういう観点からも一緒に現場に入って、それも一つの部署だけではなくぜひとも横断的に入って効果が上がるようによろしく要望申し上げて、簡潔に質問としてさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。(拍手)